IT業界の離職率は約11%ですが、当然ながら離職率が11%より遥かに高い企業も存在します。
IT業界に限った話ではないものの、指導者の若手に対する接し方によっては離職率が一気に高まる恐れがあるでしょう。
そこでSEとして働き始めた若手に対する育成方法を、しっかりと勉強することが欠かせません。
社員のスキルレベルを視覚化したものをスキルマップと呼び、これはSEの育成方法の定番です。
スキルマップを取り入れれば、各自の得手不得手が一目で把握できるようになります。
自分の課題が分からない状態が続くと若手のモチベーションが下がりやすいので、スキルマップで課題をはっきりさせましょう。
スキルレベルの視覚化にはリスクも存在し、大きな不満を感じる若手がいてもおかしくないのです。
近年、ハラスメントは許されないものという意識が強まりつつあります。
IT業界ではテクノロジーハラスメントという、スキルが低い相手への叱責や嫌がらせが起こりやすいので注意しなければなりません。
たとえ発破をかけるつもりでも、若手が不満を持ってしまっては逆効果です。
スキルマップの扱いやそれを元にした若手へアドバイスする際には、細心の注意を払いましょう。
また、スキルマップを取り入れる場合には、特定の個人の好みや考え方が反映されていると若手に捉えらてはいけません。
そこで何人かで作成するのが基本です。
そして、スキルの評価について曖昧な部分を残すことをできる限り避け、事前に周知しておくようにしましょう。
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